図書館で海の彼方のローマ帝国
捜してきた。岩波の世界歴史選書。新刊案内を見るたび面白そうだと思うのだが、中身がワタクシには手強い。ついでに財布にも手強い 汗
『ビートのディシプリン』3までとかいろいろ読了。次はハードカバーだ。
「問題小説」連載なんだけどファンタジー。
『ブルータワー』(20040918)
石田衣良 (四六判)/徳間書店
1785円 ISBN:4198619182
bk1 Amazon 楽天ブックス

「死神(ブギーポップ)は現れない」(SIDE1帯より)せいか読みのがしていたシリーズを読み進み中。
いや3巻出てたんで、まとめ読み好きなワタシもなんとか入り込めるかと。
呼吸と、鼓動を合わせる。色っぽいほうに連想が行きがちだけれど、このハナシの切実さはなんだろう、と思う。そぎ落とされた表現に、説明は落ちているわけでなくて。
『ビートのディシプリン Side1 Exile』 599円
上遠野浩平/緒方剛志 電撃文庫/メディアワークス
bk1 Amazon 楽天ブックス
人は皆、なすことなすべきことに意味を求める生きものである。なさざるをえなかったこと、結果として直面せざるをえない苦境にもまた。神話の形成もそのような営為であるのだが。その核心を求める話であった
久々に新着ブツ。2005年トールキンダイアリー。
『指輪物語』50周年記念だからか、トールキン自筆画から『指輪物語』の主立った舞台を、道順にしたがって配置してあります。
真っ赤な表紙中央に、ひとつの指輪の周囲に三つを配置したカバーアート用のスケッチを使った表紙はまだどこにも画像なし。
二枚組が出た。映画『王の帰還』CEのことであるのは言うまでもナイ。
紙物の目玉は「中つ国住民手帳」。7種あります。ワタクシのはゴンドールでした。
そのほか。
・パスポート貼り付け用の追加地図
・ニュージーランド航空の偽搭乗券、実は旅行割引券。行き先いろいろ。
・ゲーム予告のチラシ
二枚組三枚セットに余分の特典は付かないそうなので、こちらはパス。
特典盤内容は↓。

映画『王の帰還』CE特典盤のおぼえがき。
☆宣伝用ドキュメンタリー2本
☆ナショナルジオグラフィックのビヨンド・ザ・ムービー『王の帰還』版
独立のソフトとして『王の帰還』公開前に発売されていたもの。
英米の歴史と比較しながら1部と2部を振り返る構成です。
映画そのものを見直す余裕のない大人向けのおさらいビデオてな感じ。
☆メイキングクリップ
アラゴルンの運命
ミナス・ティリス:ゴンドールの都
ペレンノール野の合戦
勇者サムワイズ
エオウィン:ローハンの白い姫君
馬の ”代役”
☆トリロジー・スペシャル・プレビュー 6分間もある三部作全体の予告編。
☆劇場用?予告篇・TVCM
☆ゲームの予告
アドベンチャーだけでなく戦略ゲームも出ます。
闇の勢力も使えるらしいよ。
何かというと猫写真ですが手前にあるもの、それは『王の帰還』チェスセットなのです。カメラ貸し出し中なのでニューラインのショップ参照。
いやシンガポールの指輪展、初日に行って来ちゃったのですが、その時はまだショップにブツがなく。ええ、なにも。
2泊ていうか実質滞在40時間なのに買う気満々でキャスター付きのスーツケースもっていったのに、ですよ。
で、まあ、せめてもと迷ったあげく買ってきたものだったり。
これでもエルロンド様はいないんですよ。とほほ。
しかし5500円以上の注文すると1回だけ500円引きのギフトを使える、という罠が待ち受けていたのでした。リンクはいずれもアマゾンに。
The "Lord of the Rings" Location Guidebook
いや行ってみる予定はないんですけど。欲しくなってしまい。
The Tolkein Art of the Brothers Hildebrandt 2004 Calendar
これは知りませんでした。ヒルデブラント兄弟絵のトールキンカレンダー。
The Lord of the Rings: Tarot Deck & Card Game
もう知るひとぞ知るというか。「吊された男」がデネソールとファラミアの例のシーンだと聞いて、いつかは、と思ってたのです。

出るらしいと去年の秋くらいから騒いでいた Poems from the "Lord of the Rings" の邦訳がついに出る。
ちゃんとアラン・リーの絵も入る。うれしい。
2/12発売だそうなので、まだオンライン書店でも予約段階だけど、大阪屋に週明け入荷らしいので、東京の大書店にもそんな感じで出回ると思われる。
Amazon
袋小路屋敷を訪ねるガンダルフ、誰だろうと様子をうかがうビルボの様子を扉を挟んでブックエンドに仕上げた炯眼はなんというか参りましたとしか言いようがなかったり。
ブリスターズジャパンのこの完売商品と同じではないと思いますが。原作ファンの秘孔を突かれる感じで、いい年して「ほしいよ~」とジタバタ暴れたくなりますな。
『終わらざりし物語 上 下』が河出から遂に出る。遺稿集 " Unfinished Tales " の翻訳である。
本邦トールキン研究会20年の蓄積が活かされた邦訳を買わずにおくべきか。
発売は12月12日あたりのよし。現在予約受付中なのは Amazon.co.jp だけであった。
たまには展覧会ネタなど。埼玉県立近代美術館で開催された『フェアリー・テイル ―妖精たちの物語―』である。右は図録(猫は内容と関係ありません(汗)。
カバーアートとなっているのはフィッツジェラルドの「鳥の巣の中の妖精たち」である。同行の友人とは
レオノーラ・カリントン(キャリントンとも)の名前など出したりして盛り上がっていたのだが、今見返していても、シュルレアリストの描く人ならざるものを思わせる何かがある。
そう、この妖精たちは、ひとの想念が見せたものなのだ。非在への憧憬、という。
黄昏の葦原にひっそりと人ならざるものが浮かび笛を奏でるマンの「夕暮れの葦笛の長い嘆き」などを見ていると、吹き抜ける風に葦が鳴る暮れ方に、ただ風が吹くのでなく、楽を奏するなにものかがひそやかに息づいていて欲しい、と願ってしまう心性(前提として、いないとの認識は必要不可欠だが)には、相当に共感できるのだが。
うむ、本邦に近しい例で言うならば。里芋の葉が露を零すとき、その陰に遊ぶ小さい人が居て欲しいと思う気持ちがあるからこそ、コロボックルの物語が心に残り語り伝えられてきたのだと思うのである。
コティングリー妖精事件の事例も然り。
英国で妖精画が隆盛を見たのは18世紀後半、フェアリー・テイルすなわち妖精物語の復権による。キリスト教の排他的傾向、さらにプロテスタント的厳格も手伝った産業革命の国らしい実利主義もあると思うのだが、伝承の物語の復権は英国では遅かったのだという。
その産業革命のもたらす人間性疎外はアーツ・アンド・クラフツ運動など復古的な人間性復活のムーブメントを生み出すのだが、それはさておき。というか妖精物語の復権とは無縁ではない。伝承の物語の採録や出版が、ナショナリズムの勃興と無関係ではありえないように。
やや早くピークが現れた文学的な妖精物語だけでなく、本にまとめられた伝承をふまえているらしき絵もあるのだが。かくあれかしとの願いを素直に形にした、というよりは、根底にある疎外ゆえの隔絶感があるように思えてならない。心だけ彼岸に行ってしまった妖精画家がリチャード・ドイルひとりにとどまらないのも、疎外されたおのれの想念が、かくあれかしと願う見えざる存在に、ただ想念のみの力で形を与えつづけた結果なのではないのだろうか。
その隔絶ゆえに、空想の存在は迫力を得、時に神気を備えて見えるのだろう。
しかし妖精画は美しい想像、稚気の産物と思われがちである。コマーシャルベースの意匠とか図案まで入れれば、その域を出ていないものがほとんどである。そういうものを求めて展覧会に来ている人も多かったようで、妖精の扮装で記念写真を撮れる子供向け企画コーナーもあったりしたのだが。植え付けられた芽が非在への憧憬まで育つ例もなくはなかろう。うん。
それにしても出口の物販コーナーには花の妖精(昔チョコのおまけに入ってたカードの絵柄です)グッズいっぱいだった。
しかしドイル挿画の" A Tale of Fairyland (The Princess Nobody)"を買ってしまったのは秘密である(汗。いやその、ドーバーのペーパーバックだし。でもアマゾンとの比較だとレート違いすぎ……あああ。後悔。
『フェアリー・テイル ―妖精たちの物語―』埼玉県立近代美術館 ~20031103
2004410~2004530 足利市立美術館にて公開予定
購入? Amazon | bk1
本作のキモ、核心となるのはロケットである。とにかく飛ぶまでやりとおす、その一念である。
なんとしてもロケットを飛ばして宇宙に行く、行く先は火星である。なぜ火星なのかは作中で語られているし、大いなる共感をもってワタクシなどは読み進んだのだが。
なにか目的があって、そこに到達する手段として新技術を開発する、それがまあ常識的な発想だろうが。目的なく、したいからする、という衝動が理工系特に技術系の人にはあるようなのだ。
火星に行きたいから有人宇宙船実用化の端緒として宇宙ロケットを開発するんでなく、宇宙ロケットを作って打ち上げたいから作るのである。
こういう衝動を肯定的に見るのがSF好きの性向ではあるし、わたしはとても好きなのだが。
現実的には非常にあやうい部分を孕んでいる。ブラッドベリに代表される詩情は、そのあやうさを見えにくくしてしまう。
いやブラッドベリ自身は同種のあやうさをクールにとらえた短編も書いていたはずだ。
より正確を期すには、詩情があまりに強く印象に残るため、その感動を覚えている読者には見えにくくなってしまう、というべきだろう。
購入? Amazon | bk1
本作『夏のロケット』は、過激派のアジトから発見されたロケット弾の報道から始まる。そう、いまさらここに書くまでもない、兵器開発と切り離すことはできないのだ、ロケット工学の歴史は。
そして、この種のあやうさばかりではなく。たとえば設定や展開の細部などには、見るからに「?」と理性が立ち止まる部分がある。現実的説得力を求める向きは、本作は穴だらけに見えるかもしれない。
少年の日の夢を実現させるため、作劇のうえであえて無視したと見る解釈も有りだろう。この主題なら許すという人もいるに違いない。実際、それだけの説得力はこの物語には備わっている。
しかし、それは話が逆だと思うのだ。
なんのヒモ付きでもないロケットを宇宙に飛ばす、それをロケット開発の黎明期でなく現代の日本で実現させるのは、これだけあやうく、あやしいことなのだと、はっきり提示されているように私には思える。
そんなあやういことでなく、実用的かつ現実的な宇宙開発が行われていてほしい。詩情に乗せられてしまう稚気ゆえのガムシャラさなんかなくても、火星にロケットが飛んでほしい。
太陽面フレアで日本の衛星が二つもダメになったというニュースを聞いたりすると、素人ながら切に願わずにはいられないのであった。
大団円的結末特に女性記者の行く末が引っかかるものの、まあ、続きは読んでみようかと思う。
(20031106)
『〈民族起源〉の精神史 ブルターニュとフランス近代』 世界歴史選書 岩波書店
bk1 Amazon 楽天ブックス 2,600円
『パソコンは買ったまま使うな! フリーソフトで作る快適環境』鐸木 能光 岩波アクティブ新書
bk1 Amazon 楽天ブックス 740円
今回注文の目玉は実は『〈民族起源〉の精神史』。ケルト本というか、ケルト的なるものの継承されぐあいの実態っていうか。
ちなみに買書1はボーイズラブ系、2はライトノベル媒体、3は一般向け歴史っぽい小説類、4は小説じゃない本す。
ポイント特典につられて楽天を利用してみましたが、岩波とかの在庫量が少ないのか、取り寄せ扱いになりました。
二週間は待たなかったけどね。まあ、たまたまかもしれませんが、ちょと後悔。
なぜか『バカの壁』[bk1 Amazon]を読む。いやまあ、家人が図書館で借りてきただけなんですけど。
「話せばわかる」というのはただの思いこみで、見ても理解しない、聞いてもわからない壁のようなものを周囲に作ってしまっている人間が最近多いのはなぜか、というのが問題提起であるのだが。
養老孟司は大脳生理学の専門家なので、世間一般で捉えがたいとされている人間の特質を生理的定性的、可能なら定量的に意味づけてみせるのが著作では本芸である。本書でも、たとえばイチローと一般人の反応速度の差を、修練ではどうにもならない、生来的な差の例として提示してみせる。
ここでたぶん、止まってしまう人が結構多いのではないか。
つまり、人間には生まれつき能力差があるので、俺様には自明でも、ちっともわからんやつがたくさんいる、バカの壁が歴然と存在するのだ、という俺様結論に到達して、そこで読むのをやめちまうんではないか、と思えてくる。
げにもこれこそ、バカの壁ならん。
語りおろしという形式だけに意見の部分は分かりやすいのだが、またそれが「はいはい分かりましたから」的な、壁を作りやすくもしているのだな。論証の部分は語り形式のせいでかえってしち面倒になっており、予備知識ゼロだと理解にかなり根気を要すると思えるのに。
なんとか最後まで読むと、「みんないっしょに同じこと」「話せばわかる」「世界は変転するが自己は不変」という適応的な行動様式と無思考状態の作った壁を乗り越え、人間も生き物だから個体差があるんだし、種類は同じでも違うんだって認識を前提に、あたらしい「ほどほど」の概念というか、共通理解を模索しましょう、という、しごくまっとうなことを言っていると思えるのだった。
■シリーズ・子どもたちの未来/講談社
『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』アレン・ネルソン
■国文社
『外部の世界 アウトサイド 2』マルグリット・デュラス
■講談社
『姑獲鳥(うぶめ)の夏』京極 夏彦
↑初版は1994年。ノベルスでしたね。いやはや、年(以下略)。
1998年の文庫化のさい、大幅な加筆・訂正が話題になりましたが、検証する根性はありませんでした(汗)。
その文庫版を定本としてハードカバー化したのが今回の新刊だそうな。……うん、文庫版持ってるし。
うむう。やってるとデータマニアの常というか、文庫全点リストとか造りたくなりますが。そういうのはオンライン書店で見られるし。買う本チェックに戻します。
■別冊宝島/宝島社
『僕たちの好きな村上竜』*ファンによるオマージュ、評論集
■梨の木舎
『西アフリカおはなし村』江口 一久 国立民族学博物館編
■Book plus/角川書店
『クジラの島の少女』ウィティ・イヒマエラ
■幻冬舎
『学校の事件』倉阪 鬼一郎
『西アフリカおはなし村』は民博開催の展覧会に合わせて出されたもの。リトルワールドのほうを連想してしまうのは続けて行ったからです、たぶん(笑
■ハルキ・ノベルス/角川春樹事務所
『KOKUZOKU』浜田 文人
『楽園強奪』柘植 久慶
■ポプラ社
『怪異百物語 怪異百物語〈1〉』不思議な世界を考える会編
■未知谷
『ブレックヴァルトが死んだ』ハンス・エーリヒ・ノサック
■角川書店
『くもはち』大塚 英志
『ペギー・スー 魔法にかけられた動物園』セルジュ・ブリュソロ
↑『ペギー・スー 魔法の瞳をもつ少女』のシリーズで、既に四冊目だという。児童向け。しかしホラー寄り異色作らしい。
■C・NOVELSファンタジア/中央公論新社
『女王と海賊―暁の天使たち〈5〉』茅田 砂胡
■白水社
『アウステルリッツ』W.G.ゼーバルト
■学研
『ハーツ 死に抜けゲーム』久綱 さざれ
■双葉社<br>
『廃屋の幽霊』福沢 徹三
■新潮社<br>
『水晶内制度』笙野 頼子
■新潮社<br>
『新世界』柳 広司
■青弓社
『ドウォーキン自伝』アンドレア・ドウォーキン
あちこちのネット書店でベストセラーリストに輝いているのはやはりスカウィ第2部の最新刊こと『女王と海賊―暁の天使たち〈5〉』である。どこまで買ったのか自分。
ううむとりあえず笙野頼子の新刊は買っとかないと。
■玉川大学出版部
『ニューイングランドの民話』加藤 恭子
■国書刊行会
『妖怪百物語絵巻』湯本 豪一編
■青土社
『カレル・チャペック』イヴァン・クリーマ
■叢書・ウニベルシタス/法政大学出版局
『シェイクスピアとカーニヴァル』ロナルド・ノウルズ編
■新潮社
『GMO 上』服部 真澄
『GMO 下』服部 真澄
『妖怪百物語絵巻』は「怪奇談絵詞」「土佐お化け草子」「ばけもの絵巻」「蕪村妖怪絵巻」の絵入り解説本。チャペックの評伝はどうもSF以外中心なようなので迷い中。法政大学出版会の本は高いんだけど。うう。ま、図書館ですかね。
月末新刊で量多すぎ。
スーパーダッシュ5点、コバルト14点(うち一見して分かるやおいは3点)、キャラ3点は一覧ページ参照ってことで、買おうとチェックした本だけこっちに。
■コバルト文庫/集英社
『鬱金の暁闇 3』前田 珠子 *破妖の剣第6部
『緑のアルダ 千年の隠者』榎木 洋子
『女神の花嫁 中編』須賀 しのぶ
『ちょー葬送行進曲』野梨原 花南
■キャラ文庫/徳間書店(ボーイズラブ)
『顔のない男』剛 しいら
『カラッポの卵』火崎 勇
シリーズものと作家買いだけ。ちょと疲れてるかもだ。
■工作舎
『耳ラッパ』レオノーラ・キャリントン
■岩波文庫/岩波書店
『ナジャ』アンドレ・ブルトン
■ふしぎ文学館/出版芸術社
『まぼろし綺譚』今日泊 亜蘭
■ハヤカワSFシリーズJコレクション/早川書房
『忘却の船に流れは光』田中 啓文
『フィニイ128のひみつ』紺野 あきちか
■祥伝社
『スリーウェイ・ワルツ』五条 瑛
■新潮社
『瞳の中の大河』沢村 凛
『耳ラッパ』はおそらく妖精文庫版の再発売と思われる。喜ばしいが、まだブツを見ていないのであるよ。いきなり買うのもなあ。旧版持ってるし……。『ナジャ』も白水社版の再刊らしいです。
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