2005.01.12

雑:ハリポタ6巻電子版詐欺 1/12

■ハリー・ポッター6巻電子版をオンライン先行販売サイト削除。
BBCニュースによれば、カード情報詐取目的のサイト、いわゆるフィッシング詐欺であろう、とのこと。ファンにいっそうの用心と、通報を呼びかけている。
年頭に詐欺サイトを発見したBBCニュースサイトからローリング氏の代理人に連絡、しかるべきところに厳重な抗議があったものと思われる。月曜には当該サイトは削除された。
ファンサイト"The Leaky Cauldron"の管理人によれば、5巻発行前にも似たような主旨のダイレクトメールが山のように、メールボックスが満杯になるほど来たとのこと。
6巻についてはこの例が初めてだというが、もちろんこれが最後ではない。ローリング氏側でも監視を強めるそうだが、知り得ないことには対処のしようがないわけで。
このニュースを先行オンライン販売のお知らせと勘違いして紹介した例もあるそうな。
いや勘違いは誰にでもあることだけど。
それでカード番号入力しちゃうと、勘違いじゃすまなくなります。気を付けましょう。

■改正著作権法違反容疑で現行犯逮捕? NEWS@nifty
いやハウルその他の海賊版DVDを売ってて、神戸で捕まった露店商のことですがね。邦楽CDの安値還流を防ぐことを主目的に、また罰則を強化した改正著作権法が今年1月から施行されたわけですが。その最初の適用例だそうです。
9日のニュースにあったジブリが法的措置をとる、というのは告発のことだったのかな。
うぬ著作権法入門の新しいのを買ってこなくては。

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2004.12.25

24日のニュースあれこれ。

■2004年の北米の映画興行収入は94億ドル?って、ええと概算で9400億円。
といってもアメリカの調査会社エグジビター・リレーションズにロサンゼルスのロイターが取材した数値なので、独自調査による推定値てことですか。ソースはNews@nifty。
ただ、売り上げ枚数は減ってるんですと。2002年は16億枚、2003年は15億3000万枚、2004年は15億枚前後の予想。
だったらなんで増えるのかってぇと、入場料値上げしたから。
去年の6ドル3セントから6ドル10~25セントくらいになったんだそうな。

日本に比べればまだまだだよな。しかしまあ、サービスデーとかレイトショーが身近になる前よりは遥かに映画行くようになったよなあ。もちろん指輪映画三部作みたいに、行くぞ劇場何度でもな映画があったからこそできた習慣なんだけどね。

北米でも入場券発売数が減ったのは、今年のクリスマスには指輪映画がないからだという推測もありで。さもありなん。<結局これか!

(正確には「『王の帰還』のような超ヒット作がないため、入場券販売総数は少なくなると予想される」という表現でした(笑。)

■火星無人探査車オポチュニティーが最近、砂塵による太陽電池の電力低下から回復していることが明らかになった。NASAが打ち上げて、2004年初めに火星着陸したヤツね。
着陸時と同じ900ワット時以上に戻ったのは太陽電池パネル上のホコリが除去された状態になったからとされているが、原因は不明。順当なところだと風や霜だという。
ソースは読売新聞だけど、イギリスの科学雑誌ニューサイエンティスト最新号の記事らしい。
別の場所に着陸した無人探査車スピリットは電力低下したままだって。
いや読売の文面じゃないが謎の火星洗車隊がいるんならそっちにも行ってくれないものか(笑。<いません。

出版科学研究所の発表によれば、今年1~11月の書籍・雑誌など出版物の売り上げは前年比で微増。じつに八年ぶりに年間売り上げプラス成長の見通しなんですと。
セカチューやハリポタなど書籍のミリオンセラーに押し上げられた結果だそうで。
ちなみに日販先週のベストセラーにも『ダレン・シャン 12』『かいけつゾロリたべられる!!』『魔法使いハウルと火の悪魔』と、児童書が3冊もトップテン入り。もちろんクリスマスシーズン効果は無視できないとおもうわけで。

うむ、欲しいものをもらったひとも、もらえてないひとも。
よきクリスマスを。

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2004.12.10

「シークレット・ウィンドウ」スペシャルテンプレート記念(笑

いや観に行ったのは先月半ばなんですけどね。うん、もう一ヶ月早ければなあ(笑)>スペシャルテンプレート
お台場のメディアージュなど、ムーブオーバーで週末から公開の映画館ありです。

人気ミステリ作家モート・レイナーは仕事にいきづまり、人里離れた湖畔の別荘でひとり怠惰な日々を送っていた。破れたローブをまとい、話しかけるといえば愛犬だけ。
そんな彼の前に、ある日突然、脅迫者が現れる。
「おれの小説を盗んだだろう」
いや訛のスゴいそいつの話を聞いてるとなんかヘンだなと思うんだけど。モートは怯えはじめる。
またそのその怯えに引き込まれるのだ。
捨てたタイプ原稿を本と照らし合わせて、ほとんど違いがなかったら、ふつうは「こいつ本見てタイプしたな」と思うんじゃないかとか、かすかに感じるツッコミを棚上げしてしまうほどに。
脅迫者が常軌を逸して自信に満ちているのも、別れた妻や友人の探偵が、またかという態度を見せるのも、その助けにはなっているのだが。
郵便局の窓口嬢に「かわいい」と言わせてしまうのは、ほんとにモートがキュート、なのではなく、嗜虐心をそそるようなおびえっぷりも大きいのではなかろうか。
愛犬は殺され始終監視され、さりとてなにかする気力もなく、モートは頻繁に眠りにひきこまれる。
いやその不健康な食生活のせいもあるとおもうけど、とかいうツッコミはおいといて。
おびえきった男の日常のささいな描写を重ね、その中に恐怖の源と、錯誤を混ぜ込む展開に、目が離せなかった。
結末は。これネタバレしちゃうと半減どころじゃないんで。なにしろパンフに帯ついてるくらいなので。ないしょ。
しかし、いやもう身も蓋もなさはスティーヴン・キングの作風そのまんま、だと思う<最近読んでません(汗。
ワタクシ的にはこれテレビとかビデオだと絶っっっ対見通せない種類の映画だと思うんで。やっぱり映画館には行ってみるもんだなあ、と思いました。
そうなんだよ、細かい手がかりを逃すと見えなくなる種類の話だと、うちのテレビはなんといっても画面がちいさい。あと、音もあんまし大きくできない。隣近所があるから。
しかも、いじめられ経験があったりすると、モートの理不尽なおびえっぷりがそのへんの記憶を刺激するわけね(汗。逃げます、たぶん。
金を払ったからには逃げられない(<単に貧乏ともいう)映画館、スクリーンでかいし音もでかい環境は単に非日常というだけでもないなあ、と。思ったのでした。
いやはや、お誘いありがとう、友よ。

(2004.11.17 ワーナーマイカル)

ランゴリアーズ
「シークレット・ウィンドウ」 公式サイト
2004年 アメリカ
監督/脚本:デヴィッド・コープ
主演:ジョニー・デップ
原作:スティーヴン・キング「秘密の窓、秘密の庭」(『ランゴリアーズ』所収)

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2004.11.28

『電車男』はサビ抜き同意。

電車男中野独人
(四六判)/新潮社 2004年10月
1365円 ISBN:4-10-471501-8
bk1 Amazon 楽天ブックス

親しい友人からこれサビ抜きと思うけど、どうよと回ってきたもの。
いや、まあ、読み始めてすぐ、いいとこ取りなんだな、とは分かりました。コメント参照先飛びまくり。匿名の悪意もムキダシになる場所とわかってて、そういうコメントは読み流す、ってのと、最初から知らないんじゃ大違いだった。
ええとよくわからない人はgoogleとかで「電車男」「検証」で検索すると事情が見えてきますが自己責任でね(汗。

虚実さだかならぬネット世界のハナシですが。たとえこれが嘘でも、うまくいってほしいと思う時はある。良心とか善意とか、大仰なものでなく、自分もそのほうが気持ちいいっていうか。
現実の利害とか、リアルの容貌・体つき・性格を離れて、信じたい、うまくいってほしいと望み、それに寄与しようと思う気持ちが、いいひととして振る舞わせてしまうこと、それはネットコミュニケーションでは確かにあることで。そのときは、ほんとうのキモチなんだよ、とは言っておきたい気分にかられる読後感でした。うん、100%じゃないにしてもね。

ただまあ、いいとこ取りしてアテて儲けようって根性はいただけない。まとめた人にそういう意図はないかもしれないのに、約1カ月で40万部突破とか聞くとそういうふうに見えちゃう自分の根性を嘆くべきなのか(嘆息。

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2004.11.17

もっとも幸せなニュース、募集中。

幸せな気分になったニュースって、あったっけ?
自分ですぐ思い出すのというと、新潟県中越地震の余震のニュースで。商店街で、片付けに入ってたお年寄りが二階で動けなくなって、消防団の人かな?助け出されてたんだけど。手に持ってたスーパーのフクロにね、入ってたのが猫だったんだわ。ブチ猫で、結構大きくて。落ち着いた顔でおとなしくしてた。ああ、いいなと思ったんだ。でもこれテレビだった(汗。
募集は新聞で読んだもの限定でした。日本新聞協会主催なのね。Webからも応募できます。
詳しくは[Happy News 2004]公式サイトに。

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