「ロード・オブ・ザ・リング 中つ国第三紀」で
キミもガンダルフのパシリになってみないか?
いや「なるともさ!」なファンならこれで十分かもですが(笑。
指輪映画ゲーム初のRPGをやってみました。いや、やり倒しました。
プレイヤーキャラはゴンドールのベレソール、ミナス・ティリスの衛兵隊に属する武人。エルロンドの会議に召集を受けて旅立った執政家の長子ボロミアの後を追って北上、柊郷にさしかかるところからゲームは始まる。
いきなりキシャアアアとか叫ばれぇの、ナズグルに囲まれぇので絶体絶命、ぐさっとやられたところを、見たこともない種族の女性に助けられるわけで。エルフですよ、もちろん。
好意に報いたいと格好を付けたばかりに、彼女の同族を助けるための戦いに駆り出される。モルグルの刃に刺されてヨレヨレなのに。
そのうち中つ国にいったいいくつあったんだ的な遠見の球からガンダルフの指令が矢継ぎ早に出され、プレイヤーはもう完全にガンダルフの下働き、使いっ走りと化すのであった(笑。
旅の仲間の進路につかず離れず進み、時にはゲストキャラとして誰彼とともに戦い、イスタリ秘密指令で彼らの旅をひそかに支えつつ、旅は続く。ひそかにメインストーリーを支える見立てが心にくい。ええ、ばっちり、ハマりましたとも。
いやもう、ひとりバルログに対峙するガンダルフに加勢したいと思わない映画ファン、映画容認派の原作ファンがいるだろうか、ってなもんで。
映画の画像や音声使いほうだい、背景説明を仕込んだアイテムを拾い歩けば映画のあらすじもバッチリ分かる親切設計で、さくさくっと進めます。
自分的には最大の「?」である「わたくしに与えられた恩寵を……」ネタが冒頭いきなり来ちゃったのでツッコみモードに入っちまったわけですが。映画のセリフをそのまま転用してるらしい部分多々ありで「そこは違うだろう!」「お前んちゃうで!」と全編ツッコみ放題ではある(笑。まあ、それもまたヨシな感じで。
いやだってエオメルに「希望は持つな」とか言われてみ(以下エンドレス)。
ううむゲームとしては。FFも9までしかやったことないのに言うのもなんだが、映画体験抜きではご無体なレベルかと。
とりあえず1本関連ソフト買うなら、短期決戦で楽しめるアクションゲーム「王の帰還」のほうをオススメしておく。Win版なら三千円弱だしな。
「ロード・オブ・ザ・リング 中つ国第三紀」PS2(定価税込7140円)
公式サイト
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