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2004.11.06

『指輪物語「中つ国」のうた』

前のほうにいきなり「人生のバイブル」とか書いちゃってるのは、トラックバック野郎のお題「泣き笑い文庫」のネタだったのです(汗。いやワタクシ的に特に不思議のないネタだったので、つい但し書きを忘れました。

さて、まあ、ここしばらくの関連本ブームに精神的にはわが世の春、しかし懐具合は厳寒だったワタクシですが。
最近出た本から、以前から原作が好きだとおっしゃるかたに勧めるならなんだろうと考える機会がありまして。
まあ、やっぱりこの詩画集だろうと思ったわけで。じつに美しい本です、はい。座右の書て感じで。

指輪物語「中つ国」のうた『指輪物語「中つ国」のうた』
J.R.R.トールキン/瀬田 貞二;田中 明子訳
(A5判)/評論社 2004年2月
1470円 ISBN:4-566-02381-8
bk1 Amazon 楽天ブックス

トールキン生誕百年記念のイラストレイテッド版(日本版は新訳愛蔵版)のためにアラン・リーが書きおろしたカラー挿画が、『指輪物語』いたるところで吟唱される詩と唄のあいだに配置されています。
あの長い物語を全部読み返さなくても、こんな場面があったと思い出し、しばし原作世界にひたれる優れもの。
いや詩だけじゃどこで誰やらわからんよという悲鳴を予期してか、日本語版には評論社編集部の手になる状況説明が添えられているんですけども、この文章、仕事というばかりじゃない思い入れが伝わってくる気がします。
原書はたしかかなり前に出ていたのですが、映画を機会に再版、今はまた品切れのモヨウ。

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2004.11.05

自由価格本のオンライン販売。

くくく。バーゲンブック先月半ばからオープンしていたのに気付かずビュフォン博物誌半額をゲットしそこねる……泣。
いやもう、数年前の工作舎の本大放出で。頭かきむしりたいですよ<すでに本買いすぎ。
ええと今回は12月15日まで。どれも出てる限りなので、気になる人はお早めに。
レスリー・チャンの写真集1050円てのもあったなあ(汗。
サル者日々に疎し。<使い方を間違ってるよ自分。

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『エンベディング』(20041104)

エンベディングイアン・ワトスン/山形 浩生訳
未来の文学(四六判)/国書刊行会 2004年10月
2520円 ISBN:4-336-04567-4
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ワトスンといえば自分的には『マーシャン・インカ』『アンティシペイション』なんだが、またどっちも品切れ。なにしろサンリオである。しかし文春文庫『死のドライブ』が検索でヒットするとは、入ってたとは知りませんで(汗。
ううむまた楽天ブックスだけ「イアン・ウォトソン」になってるな(汗。

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2004.11.04

『指輪物語』人生のバイブル。

J.R.R. トールキン: 指輪物語 全9巻
人生のバイブル。『指輪物語』でしょ、やっぱり。追補編もお忘れなく。
今を去ること20年以上前、ラルフ・バクシのアニメ映画公開をきっかけに増刷された旧訳版に出会ってなかったら、ここまでヲタクにはなってなかったかな(笑。いや、そうでなくても本好きだっただろうと思いますが。
長い小説いまひとつでも大丈夫、今なら映画があります。百聞は一見にしかず。

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2004.11.03

『万物理論』(20041101)

万物理論グレッグ・イーガン/山岸 真訳
創元SF文庫/東京創元社 2004年10月
1260円 ISBN:4-488-71102-2
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買い物帰り、ひと目だけでもと書店に寄って、手にとってしまったのが運の尽き(笑、手放せなくなりレジに直行。文字はぎっしりと詰まり、解説も含めると616ページ(嬉)。いや、まあ、究極のハードSFだそうなので、手こずりそうですが。

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『スカイ・クロラ』『ナ・バ・テア』の子供たち

ひさびさの森博嗣作品。そう、これは子供の話だ。
戦闘機は完璧に整備され、雲の上、天候のない、空だけの世界を飛ぶ。反射運動になるまで知り尽くした操作に楽々と答え、敵機を撃ち落とす。「僕」は撃った弾の行方を見ない。
着陸すればすぐまた飛びたいと思う主人公はいかにも子供じみていて、その自覚を幾度も繰り返し、また自分でも自認する。読者と思われる人々の前の時代の人たちが言うような大人ではとうていありえない、モラトリアムな自己を重ねるにはたやすいだろうと思われるのだが。
作中のかれらはちがう。そうあるように人の手を加えられた存在なのだ。
かれらの姿は見えにくく、世界もまた見えにくい。そのようなキャラクターであり、そのような削ぎ落とした書かれかたであるのだが、削ぎおとしの話は読者によっては、内面から引き起こされる何かがないままに終わってしまうことがあるのは致し方のないことである。
この空のどこかに、何にも満たされず、すがる先を求めても見いだせない、やるせない詩情を覚えるひともいるのだろう。
今度の休み、ひと気のない海で、ひとり煙草をふかすのもいいかもしんない、と思える人にはヒットするかも。
あと、まあ、なにぶんメフィスト賞デビューの作家のひとりなので、そういうの今まで未経験の人はいきなりこれ読まないほうがいいと思う。
いやはや、晩秋の海風に吹かれるにも、わたしは年を取りすぎてしまったなあ、と思うのであった。

skycrawler
『スカイ・クロラ』
森博嗣
中公文庫/中央公論新社 2004年10月
620円 ISBN:4-12-204428-6
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『ナ・バ・テア None But Air』
森博嗣
C★NOVELS BIBLIOTHEQUE/中央公論新社 2004年10月
1050円 ISBN:4-12-500871-X
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2004.10.31

『コバルト風雲録』(20041031)

コバルト風雲録久美沙織
(B6判)/本の雑誌社 2004年10月
1575円 ISBN:4-86011-038-2
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Webで見たという人もいるだろう、「このライトノベルがすごい」連載エッセイの紙の本バージョン。かなり整理されていて、読みやすく、半生の自伝ふうにも面白い。
ほかに、たとえばお気に入りのシリーズ打ち切りなどに泣いたことのある人はとりあえず読むべし。作家の仕事事情がセキララに書かれており、こりゃ著者ひとりを責めるのは酷だと、よくわかる。まあこの本は著者側だけの話ではあるのだが。

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