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2004.10.16

『へんないきもの』(20041013)

へんないきもの早川 いくを
(四六判)/バジリコ 2004年8月
1575円 ISBN:4901784501
bk1 Amazon 楽天ブックス

わたしの好きな『鼻行類』『平行植物』とは違って実在の、しかし十分信じがたい生き物を扱っている本。おしむらくは挿し絵がカラーでないことか。いやフルカラーにしたら価格もしかして倍ですけどね。(20041016)

うむう持ち歩きつつ読了。水棲腔腸動物や軟体動物、陸水問わずの昆虫が多かった。
ダイビングをする人なのでは、とは思ったが、考えてみれば恒温で内骨格の哺乳類では、薄っぺらかったり極端に手足長かったりするにはムリがある。形の自由度に制約が大きいわけで、信じがたいカタチというと種にかたよりが出るのはあたりまえかもだ。トリビア的に素直に読んでヨシな感じで。

ただまあ、文章1ページ、対応する図版に1ページと、せわしない気分で読み進んでいると、ところどころ、世相やら自意識にひっかけて、乾いた笑いがあるのはわたしでもわかる部分がある。白黒の図版が1コマの風刺漫画のように見えたりもするのだ。アフォリズムというか、箴言集というか、そうするには1ページの文章でも長いのだろうが。この本に限っては、もっと書けるぶんだけのネタに絞って欲しかった気もする。ちょともったいないオバケが出る感じだ。
(20041023)

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