『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2分冊) 4200円
J.K.ローリング/松岡佑子訳 ハリー・ポッターシリーズ5/静山社
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ううむ、とりあえず読了。4巻を何と買ったまま読まずにいたので、ほぼ一気読み。5巻もここで読まないと1年間積ん読になりそうなので、続けて読む。いやしかし、4冊続けざまは流石に長かったす。
5巻で主人公は失敗、喪失と成長を経験するわけで。
魔法使いで大人でチカラが強くても、誰もがダンブルドア校長みたいにがんばれるわけでもない。まあ、あたりまえですがね。その校長が(下巻の帯にもあるように)真実を話すに足ると判断したハリーの成長っぷりがこれからちょっと楽しみです。
このシリーズはこれまで、思い通りうまくいく話だったので、まあ強いて話題にしなくていいなと思ってたし、4も積んであったんだけど。ターニングポイントに来たっぽいし、わたしはたぶんこれからも読みつづけると思います。
いや、まあ児童文学はどうも苦手で。自分がまた子どもの頃ヒネててイヤなガキだったもんで、童心の称揚とか勝利的な話はいまいちピンと来ないんですな。登場人物の好みを言えばルーピン先生くらいには年齢的なストライクゾーン高いので。
まあ、大人でも児童ファンタジー好きな人にはもちろんオススメというか、今更薦めるまでもないでしょう。好きで好きでしょうがないって人じゃなくても、子どもたちが面白がるのはどんな本なのか、研究対象には格好の本だと思います。
ただ、まあ、児童向けの幼さムキダシっぷりは免れないので。大人向けの小説でファンタジー好きになった大人が忙しいのに無理して読むのは……辛いかな。
本好きでお話好きの子どもはほっといても読むので大丈夫(笑。オススメすべきは字の本読まないお子さんにでしょうか。
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