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2004.09.30

『スターダックス2 トリプル・スパイ』

024736060000S.jpg草上仁
ソノラマノベルス/朝日ソノラマ
1300円 ISBN:4257010657
bk1 Amazon 楽天ブックス

いやその、プロの詐欺師として名をはせる主人公こと"オネスト"ショウが、のっぴきならない状況に追い込まれ、なんと国家の産業として犯罪にいそしむヴィトゲンシュタイン王国のプロたちとチームを組んで、大きなヤマを踏む、ってのが前作のあらすじで。シリーズで続きがあるってこと自体、ある程度ネタバレだと思うので書いちゃうと、お馴染みのチームが再登場なのである。いつものメンツでコン・ゲーム、お馴染みのアレなかんじだと、うむう30分のアニメでせいぜい前後編、薄手の文庫ならともかく、二段組新書ノベルズ400ページ超にはネタが弱いでしょ、とか思ったのが間違いでした。面白かったす。

今度は表に出られるのはショウひとり、なにしろ宗教国家の宇宙軍が相手で、そこの偉いさんの跡取りハレム中尉のふりをしなくちゃならない。戦闘訓練をこなしつつ、事務官を口説いて味方に付け、金庫の鍵を調達して、軍事機密を探らなくてはいけないのだ。俄とはいえ仲間の特急犯士にしごかれ絶えず監視されマイクで口出しされで緊張しまくりのところに、のっけから大ピンチが訪れる。かれの前に居た男が、ハレム中尉と名乗ったのだ。
ここでツカミはがっちりで、時にはこんなのありかよとツッコミつつもダマしの手口に乗せられて、あれよと読み終わってしまいました。
まあ煎じ詰めれば、オイシいネタには裏があり、忍者じゃないスパイ、いや詐欺師か、とにかく裏の裏を読め、という話なんだけど<なんのこっちゃ。
軍事機密がなんというのか兵站計画だし、外食産業やら宗教的戒律やら寄せ集め部隊の教練やら宇宙戦闘まで入り交じって、ディテール膨大なわけで。寝る間際にもう少しとか思うと追っかけるのに苦労したかもだが。いや、ここまで書き込んでダマしてくださるとは。
ヒキに釣られたわけじゃあないが、続きも買うことでしょう。ていうか出してくださいソノラマさん。

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