妖精物語あるいは近代の夢想 3/3
しかし妖精画は美しい想像、稚気の産物と思われがちである。コマーシャルベースの意匠とか図案まで入れれば、その域を出ていないものがほとんどである。そういうものを求めて展覧会に来ている人も多かったようで、妖精の扮装で記念写真を撮れる子供向け企画コーナーもあったりしたのだが。植え付けられた芽が非在への憧憬まで育つ例もなくはなかろう。うん。
それにしても出口の物販コーナーには花の妖精(昔チョコのおまけに入ってたカードの絵柄です)グッズいっぱいだった。
しかしドイル挿画の" A Tale of Fairyland (The Princess Nobody)"を買ってしまったのは秘密である(汗。いやその、ドーバーのペーパーバックだし。でもアマゾンとの比較だとレート違いすぎ……あああ。後悔。
『フェアリー・テイル ―妖精たちの物語―』埼玉県立近代美術館 ~20031103
2004410~2004530 足利市立美術館にて公開予定
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