『天使の世界』マルコム・ゴドウィン/青土社
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西欧の伝承の基層にある「天使」のイメージのあらわれを、網羅的に集めた本。ちょっと思い出せないことがあって、発掘してきたもので、初版は10年前です。
あらためて見ると、実にさまざまな天使がいることに驚かされます。ミカエルはそのじつカルデアの神であり、その信者をとりこもうとして、いい扱いをされているのだとか、来歴ばかりでなく。
三面六臂の阿修羅像どころじゃなく頭と手がついてたり、人よりは戦車に似ていたりする姿を、豊富な図版で参照できるあたり税抜4700円もむべなるかな。
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