『塵よりよみがえり』レイ・ブラッドベリ;中村 融訳/河出書房新社
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多少ともSFのお好きなかたなら説明不要だろう。レイ・ブラッドベリの連作短編集である。しかも、たとえばウィアード・テイルズの求めていた伝統的な怪談ではないなど、いろいろ訳ありでバラ売りされ、『黒いカーニバル』の「旅人」、『10月は黄昏の国』の「集会」など、幾多の短編集に収録された名編を中核として、新たに編み直した一族の帰郷の物語なのだ。訳者の思い入れが訳文にも光る佳品。
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