『趣味は読書。』斎藤 美奈子/平凡社
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読書人には軽視されがちであり、いや読みたくない、読まなくてもわかる、お金出して時間を割いてまで読む気がしない、と、さんざんな言われようのベストセラーを、じゃあ読んで中身を教えてあげましょう、というのが、この本のもとになった連載のコンセプトである。読者はおもに中高年かそれ以上の男性、教養主義寄りと想定されている。
書評誌やブックガイドをひもとくと猛然と本屋に行きたくなるワタクシだが、この本は違った。なんというか、楽しみとしての読書も省エネ構造を免れないんだなあ、と思ったことでした。おのれを顧みてもそう思うし(汗。
平凡社だししかたないかもだが、内容知ってたら1500円は出さなかったと思う。文庫600円なら、なんとか。
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